はじめに
自分の持っている株の議決権行使の時期になった。ポストに届く分厚い封筒を開封して、何十ページもある株主総会招集通知をめくるのは毎回非常に面倒くさい。サクッと内容を把握して議決権行使の判断をしたいと考えたとき、あるアイデアが浮かんだ。
「Google NotebookLMに招集通知のPDFを丸投げすれば、一瞬で解決するのでは?」
資料を元に判断するAIのNotebookLMなら、資料の文字と数字を正確に読み解いてくれるはずである。今回は、そんな不純な動機から試してみた。
ノートブックの作成
非常に簡単で Google アカウントがあればすぐにノートブックを作成できる。ノートブックを作成したら資料となる PDF を読み込ませる。「企業名 株主総会招集ご通知」で検索すると資料が出てくる事が多い。WebサイトのURLを指定するよりも確実かなということで、PDFをダウンロードしてアップロードする。そうするとローディングしている感じの表示になって、
この資料は、〜
みたいな内容を出力してくる。命令は以下の通りにした。
株主利益の最大化(リターンの追求とリスクの回避)という観点から、各議案に対する賛否の判断材料を詳細に分析してください
回答
株主利益の最大化(リターンの追求とリスクの回避)という観点から、提供された資料に基づき、各議案に対する賛否の判断材料を詳細に分析します。
第1号議案:剰余金の処分の件(配当)
株主への直接的な還元(リターン)と、企業の再投資・資本効率(ROE)のバランスが焦点となります。
...
みたいな感じで返してくれる。
普通に聞くと、AIの安全装置が働いて「最終的な判断はご自身の責任で…」とお決まりのテンプレ回答で逃げられる。そのため、今回は追加のプロンプトで条件を絞り込み、なんとか賛否の拠り所となる材料を出させた。
特に、社外取締役候補者の過去の実績や他社での兼任状況など、資料の奥深くに埋もれているテキストを引っ張り出して「リスク要因(否定材料)」として整理してくれたのはいい感じになった。
おわりに
株主総会招集通知をNotebookLMに読み込ませた結果、情報のインデックス(索引)や要約としては非常に優秀だと分かった。文字が詰まった冊子を1ページずつめくる手間に比べれば、大きな進歩である。
何も読まずに雰囲気で「一括賛成」するよりは、罪悪感の薄れる議決権行使ができるツールとしては役立ちそうである。
追記(2026/06/16)
資料に記載されている 取締役会の意見 の意見に引っ張られることも多いので
一旦無視して貰って評価させる方がいいかなと思う